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「快僧のざらし」上巻

完全復刻版との事。
当時連載で読んでいたので、未収録のエピソード云々は気にしたことも無かったが、何となく得した気分(・∀・)



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PLUTO プルートウ(8)

完結ッ!!

楽しむマンガは単行本でまとめて読む主義につき、漸くクライマックスとラストを目にする事が出来た。

あぁ、良かった面白かった(・∀・)





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『魔人探偵脳噛ネウロ』と『ドクター・フー』の奇妙な関係性

FC2への携帯電話からの書き込みが、なんか不調。

昨日唐突に振って終わった『魔人探偵脳噛ネウロ』と『ドクター・フー』の類似性についてちょっと補足しておく。

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芸能グルメストーカー






芸能グルメストーカー




芸能人オススメのお店(実在)を訪れるグルメレポートマンガなのだが、その紹介している芸能人に対して、徹頭徹尾、過度の思い込みを持って一喜一憂し、料理の感想もそこに無理矢理落とし込んでいるのであった。そういうわけで「ストーカー」と、タイトルそのまんまの大変解り易い内容になっている。

泉正之といえば、80年代初めのギャグマンガシーンで、吉田戦車、しりあがり寿らと共に全く新しい笑いを提供し時代を築いた、ギャグマンガ界の寵児。藤子不二夫かエラリー・クイーンか(w)という二人で一人の共作漫画家である。
デビュー作『夜行』も最近文庫で復刻されているが、このころから一貫して、「本郷番」というハードボイルド・ダンディの男を主人公としたシリーズを描いている。本書はその最新作。瑣末な事に拘るダンディズムを貫き通せない渋がり男のトホホ感を、今現在三十代半ば~四十代の世代には身につまされる共感を持って描く作風だ。

本作もその辺りの共感の笑いは健在である。チョイスされる芸能人が、上は杉田かおるから下は安達祐美というレンジで、工藤静香、井上和香、菊川怜、篠原涼子等々がネタにされている。例えば菊川怜。本郷は彼女オススメの店、青山・ブルーに赴きロコモコ丼を食し、甘ったるくて胸焼けのするロコモコ丼にHAWAII=KONISHIKIというイメージを経て胸焼けしましたという顛末。その間に菊川怜に対する先入観、独断的思い込みが、「実際にヤるとあまりヨクナイ気がして仕方が無い」から「いや、絶対にヨイに違いない!」にまで昂ぶってしまうのである。

文章で書いても何のことやらさっぱりワカランな(w。要は、食欲と性欲を結びつけてしまう実にバカバカしい妄想実験マンガなわけである。

女子禁制な方面で抱腹絶倒である。

米澤嘉博さん死去

訃報 米澤嘉博さん
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 米澤嘉博さん53歳(よねざわ・よしひろ=漫画評論家、コミケット社長)1日、肺がんのため死去。葬儀は米澤家とコミックマーケット準備会、コミケットの合同葬として7日午後1時半、東京都港区元麻布1の6の21の善福寺。自宅は非公表。葬儀委員は準備会の安田かほるさんら。喪主は妻英子(えいこ)さん。

 75年に同人誌の展示即売会・コミックマーケットを初めて開いた「コミケ」生みの親。02年に「藤子不二雄論-Fと(A)の方程式」で日本児童文学学会学会賞を受賞した。

毎日新聞 2006年10月1日 20時23分
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我々の世代には、サブカルチャーのサイドからマンガをマンガとして語った草分け的な方だったんだよな。53歳は若すぎる。謹んでご冥福をお祈りします。

ウルトラファイト番外地

これも立派なリメイク






ウルトラファイト番外地



作者本人は裏話として「あの(「ウルトラファイト」の)ユルさを漫画にするのはムリ!」と仰っているが、いえいえ、どうしてどうして。

オリジナルの「ウルトラファイト」のヘタレ感は逆に、いい年にならないと解らないような気がする。少なくとも俺は、直撃の児童時代にはさっぱり面白いと思わなかったが、中学くらいに再放送をみて初めて、そのダウナーな快感に目覚めたもんだ。

一読者の見解としては、本書で語られているプロの漫画家ならではの苦心や試行錯誤は、オリジナル製作スタッフが抱えていた制約と同様の機能を果たし、結果として同じ目線で同じものを観て、同じ心象風景を綴ることができたと思われるのだ。収録作「回転こそわが命」は、「漫画で特撮表現」のひとつの到達点になっている。括目せよ。。。いや「ファイト」で特撮って言ってもなぁ(w。



祝『からくりサーカス』大団円

週刊少年サンデー連載時に読んではいたのだが、クライマックス近辺は飛び飛びだったので、最終巻が発売されてから、改めて感想を述べてみたい。

基本、少年漫画の王道を行く作風の藤田和日郎氏が、九年の歳月をかけて描き上げた、入魂の一作。この長い年月と、筆が走るきらいもある作者故、いろいろと詰めの甘さも目立つのだが、そういう瑣末な事を取り上げて云々いう漫画ではない。前作『うしおととら』の単行本冒頭でも自ら語っているよう、作者は「アンデルセン童話が大嫌い」なヒトなのだ。多少強引でも、ハッピーエンドになるのは自明であり、そこに至るプロセスにおいて十分以上に悲痛な描写を見せられてきたんだから、この終わり方で正解なのだ。

少年漫画史上、最低最悪なキャラクター「フェイスレス(=忠義=ディーン=白金)」を生んだことが、本作の評価点ある。悪の行動原理としては極めて矮小ながら、やった事のスケールのデカさと粘着質な部分が、今までに無いタイプの「悪のカリスマ」であったと思う。しかも、フェイスレスの憎憎しさは、後ろめたさを伴ってある種の「痛い」共感を読むものに強いる本当にイヤな奴だった。この「痛々しさ」が故に、クライマックスの予断の許さない緊迫感を生み出していたのだ。

前作『うしおととら』のラスボス白面と異なって、殺さず改心させなくてはいけないという最終ミッションの重さ。先述のように存在の「痛み共感度(あるいは理解度)」が高いキャラゆえに、「絶対改心なんかしっこない」事が読む方は判り切っているわけだから、描く方も大変だったろう。

実際、サンデー掲載時のラストは、「はぁ!?」という感じだったが、単行本収録に当たって大幅に加筆された描写をもって、納得のいく形になったわけだ。

自己とは、他者との相違点の集積である。徹底したミーイズムの権化フェイスレスがラストステージで、自己と他者との「類似点」を見出してしまったしまった事で、自我にひびが入るというアイデアは良くできていたと思う。そう、正しくは、「改心」というよりは「変節」と言ったほうが正しいのだろう。

単行本の加筆部分。黒賀村壊滅の危機を回避せんとする勝に協力するフェイスレスの行動は、本当に自暴自棄の気まぐれに過ぎなかったであろう。そのスタンスを徹底しながら、過去への想い。。。フランシーヌへの愛慕とは別なべクトルの。。。を抱かせる構成は、上手かったし、泣けた。燃える漫画家藤田和日郎の漢気の結晶とも言うべき名シーンであった。

。。。のだが、フェイスレスは勝の実父である事が、全く触れられていなかったのは残念至極。白金、白銀兄弟の200年に渡る確執の融解に当たって、互いに慕い労るプリミティブな兄弟愛にまとめるのは、美しく判り易い構図ではある。だが、ねぇ。

『からくりサーカス』は才賀勝という少年が漢に成長する物語でもあったわけだし、実際、第一話冒頭に回帰するラストの構成を考えると、そこのところはもう少し練って欲しかったと思う。

勝は、愛する女の為に、父と戦い、勝ったのである。精神的には圧勝だったわけだ。フェイスレスのモノローグは「弟を助けるのが、兄だもんなぁ」ではなく「息子を助けるのが、親父だもんなぁ」で、締めて欲しかったなぁと思うわけである。
からくりサーカス 43 (43)

性別が、ない!(2)

勢いがついて、二巻目も買ってしまった。

時系列的には、一巻目よりも以前のエピソードが多い。特に、除乳手術の件は興味をそそられる部分でもあり、結構エグい内容だが、そのあたりのニーズ。。。俺の様な門外漢からトランスセクシャルの方のそれ。。。に応えての収録であろうかと。

全面的な書き直しをしているようだが、作者本人の弁による絵柄の古さよりも、内容そのもののエグさが、一巻目収録の際にボツになった理由であるように思われる。

が、作者のあっけらかんとした態度とかわいらしい絵柄のおかげで、コチラも大笑いして読むことができた。

のだが。。。。作者が友人と、ニューハーフ(性同一性障害認定済み)が切り取った金玉を鍋にして食う件は、「実話ナックルズ」系の際どさがある。だってさ、これって立派な「人肉喰い」のドキュメントじゃないか。

だが、この貴重な体験も、中国でカイコ食った話と同レベルで語ってしまえるところが、この作者のスゴイところである。

あ、もちろん、「半陰陽」と「性同一障害」の違いなどもわかりやすく説明されているので、サブカル初心者向けな内容にもなっている。

性別が、ない! 2 (2)


『性別が、無い~両性具有の物語~』

タイトルどおり、両性具有者である作者の身辺雑記マンガ。

月経周期ごとに性別が入れ替わるという特殊な体質の作者であるが、遺伝子の構造はとか、治療に云々、困ったハナシなどはほぼ皆無である。

まぁ初出誌が『ほんとうにあった笑える話』(コンビニ売りのマンガ誌。読者投稿の仰天のドキュメントをマンガ化している)だったりする事もありーの、作者が元々劇団主催したり、某アート専門学校の講師をしていたりと、ゲイ・カルチャーとは近しい立ち居地にいたりすることもあって、ポジティブな、しかもエロ話に特化した内容になっている。

ただし、こういうマンガが、すくなくともお笑いのネタとして受け入れられるとうのは、いい時代になった証左であろう。

ある種の形質異常で男女性器を有する両性具有が存在することは知っていたが、月経周期で女になったり男になったりという症例が現実にあるとは、しらなかった。

というのも、この症例、日本では非常に有名な架空キャラクター二名が持っていたものだからだ。

一人は、『科学忍者隊ガッチャマン』のベルク・カッツェ。カッツェは本編上も月経周期ごとに女性に「変化」し、女性形態の時はガッチャマンたちをあと一歩まで追い詰める、冷酷かつ優秀なコマンダー「謎の女幹部」として恐れられていた。(正体を隠すために「仮面を脱ぐ」って発想が素晴らしかった!)

優秀な頭脳と身体性能を持ちながら、「畸形」として社会から隔離されてしまった恨みをもって、ギャラクターで頭角を表したのだ。プラトンの超人思想を天野嘉孝のイマジネーションで膨らました程度に思っていたのだが、そんなにリルな考証が成されていたとはと、三十年たって初めてしりましたよ。

もう一人は、山村貞子。映画『リング』では、両性具有の設定(と、もう一つ。ビデオをダビングすれば助かるという理由付けの部分)は一切排除されていたが、原作では両性具有者と明記され、続々編『ループ』の重要なキーワードにもなっていたのだ。

カッツェも貞子も共通するのは、社会的に迫害された結果として、人類に仇為す存在になったということがある。それともう一つに、両性具有は突出した才能の象徴として形質化したものであるという視点である。

偶然とは思うが、日本人気質を裏から象徴するシンボルとしての両性具有が、二十年の時を経て登場したことは興味深い。言い方を変えれば、日本人のマイノリティへの態度は、二十年間まったく変わってはいなかったということになるからだ。

そして、『リング』から十年を経て本作があるわけだ。いろいろ考えるところはあるのだが、日本人は特殊な体質や嗜好について理解が深まった結果と、前向きに捕らえておきたい。

性別が、ない!

ホン!

凄ェな、編集発行がスタジオジブリだよないしいひさいち最新刊

いしいひさいち画伯の文芸モノを中心に、あの広岡達郎センセイの小説作品や、広岡家お手伝いさんのブックレビューなどイロイロ入った作品集。

かの『がんばれタブチくん』からスピンオフした、実在の元野球選手からは大きくかけ離れたキャラクター達の、文芸出版業界暴露モノめいた、ナンセンスな作品群の新作選なのだがブックレビューのコーナーが面白かった。。。。ちゅうか、読む気にさせる名レビューの数々なのだね。

このレビュー、体裁としては文壇の大御所ヒロオカ先生のお手伝いさんが、ヒロオカ先生に送られたままうっちゃってある謹呈本を読んでレビューしているという体裁をとっている。不況不況と言いながら、数多出版される数々の本の中から、小説・ドキュメント・教養本を問わず非常にセンスの光る選定の上、短文簡潔明瞭なお手伝いさんのレビューが心地良いのだ。

あのお手伝いさんは個人的に他人とは思えないキャラクターなので、思い入れもも一入なのかもしれないが、amazonのカスタマーレビュアーなどやっている身としては、非常に勉強になる、名文なのであった。

もちろんオマケ(w に、レビューや紹介された書籍の内容とは概ね関係のない四コママンガがついている。いしいひさいち画伯の『マジカルミステリーツアー』を読んでいる人なら、あのテイストで理解いただけるであろう。

あ、あと、架空の作家広岡達郎の掌編が何作か、実際に小説の形式で収録されている。偽書・偽作を持ってキャラクター造詣や物語に深みを持たせる手法は数多あるが、四コママンガのキャラクターに書き下ろしの小説をあてがうというのは前代未聞。しかも、本当につまらなくて、ヒロオカ先生のキャラクターがすっごく掘り下げられていつのが凄い。

『ののちゃん』で三大新聞連載漫画家の立場を獲得してひさしいだけではなく、そもそも実験とか前衛とは全く無縁なままシャープな切れ味を発揮していたいしいひさいち氏のここに来ての実験作品集としても、一読の価値はあると思う。

『ホン!』 作:いしいひさいち