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どろろ

「どろろ」 監督:塩田明彦 脚本:NAKA雅MURA/塩田明彦 原作:手塚治虫

で、結局なにがしたかったのよ?艶も色気も無い、女どろろと百鬼丸

初日@MOVIXさいたま

妖怪のデザインとか、ローコストオペレーションが可能になったCG表現のそこそこのクォリティとか、バイプレイヤー陣のキャスティングの妙とか、クライマックスへ導入する百鬼丸の弟多宝丸の憎悪の動機付けとか、観るべきトコロも多々あるものの、トータルで評すると、かなり甘く付けて100点満点で50点くらいの出来栄えかと。

どろろと百鬼丸、二人の主人公のキャラクター造詣に揺らぎが多いのがいけないところだなぁ。誰がどう見ても女。。。それもとうが立ちかけてる柴崎コウをどろろにする意図ってのが良く解らない。まぁソレらしい説明のシーンはあったものの(麻生久美子がどろろの母って。。。。柴崎と三つしか違わないジャンか!)、だからどうなのか?という感じ。そう、どろろの過去が淡白ちゅうかとってつけた程度であるところから、「どろろ」がちっとも「どろろ」らしく描けていないところが致命的であろう。

前半の山場には、原作のマイマイオンバのエピソードを持ってきている。この選択は間違っていないとは思う。それは、原作でのマイマイオンバのエピソードとは、戦う百鬼丸のパートナーとしてどろろが頭角を現すどろろと百鬼丸の関係性を進展を印象付けているからだ。2ndラウンドで鯖目に一服盛られて絶体絶命の百鬼丸を救うどろろ。そして最終決戦でアジテーターとして村人を煽動し百鬼丸のバックアップを指揮するのもどろろだ。特に後者は、どろろの父火袋の意志と資質をどろろが受け継いでいる事を示す名場面であるのだが、この映画ではその辺りがバッサリ切り落とされてるのね。先立つ、火袋・お自夜とどろろとの親子関係がおざなりにしか描かれていないからこうなる。

まぁラストを凡百なラブストーリーに落とさなかった。。。あるいは落とせなかった。。。言い訳にはなっているものの、そのラストがそもそも「Part2作りますから宜しくネ!へっへっへ」というさもしさに満ち溢れたクロージングなので、本末転倒も甚だしいハナシ。

百鬼丸も良く解らんしなぁ。原作においての義父・寿海との関係性を改変し、百鬼丸のニヒルな人格形成に寄与するエピソードをズッパリカットする事で、監督・脚本が「俺の百鬼丸」を作りたい明確な意思が感じられるのだが、ではその「俺の百鬼丸」ってなんなのか?というのが、サッパリ解らない。初対面の、怪しくも小汚い男装女=どろろにいきなり義眼を繰り出して見せる意図って何よ?と冒頭から見るものを韜晦させる、ヘンな演出。自分が捨て子だという事を知っていながら、捨てた実の親を全く無関心のまま後半まで通す。。。。そうだよ、子捨て寺云々は先述のマイマイオンバのキーワードじゃないか!。。。不自然さ。

クライマックスは、醍醐家青空討論会withレフェリーどろろという、大きく盛り上がりにかけるインナーな構成を持ち込んで、全ての恩讐を超える母への思慕や父への理解というのはどうなんでしょうね?

どろろの持つ鼓とか、醍醐景光突然の改悛とか、自身のアイデンティティを大きく揺るがす百鬼丸への多宝丸の態度の豹変とか、謎の多い映画であった。いや,単に人間存在への理解が浅い上に表現が稚拙なだけなんだろうと思うけどね。
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コメント

原作通りにやらなくてもイイと思うけどさ、それならそれで一本筋を通せと。でもさ、

>一匹目でいきなり左手が人間パーツ

はワロタ。開始十分でどろろに刀持ち逃げされて映画終了(w。

「キャシャーン」と同じく、オリジナルに思い入れの無いヒトにはそこそこ楽しめる映画ではあるのよ、絶賛は不可能だがね。

原作通りにヤル気が無いのなら、一匹目でいきなり左手が人間パーツになれば良いんだ!!

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どろろ

どろろ『どろろ』は、手塚治虫原作の少年漫画。およびそれを元に製作されたテレビアニメ。雑誌連載*1967年~1968年 - 週刊少年サンデー(小学館)*1969年 - 冒険王(秋田書店)あらすじ室町時代末期、武士の醍醐景光は天下取りの代償に自分の子を48体の魔