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Dr.Who ドクター・フー 危険なお絵描き

Dr.Who ドクター・フー 第25話「危険なお絵描き」

ドクターとローズは2012年のロンドンにやって来た。この年ロンドンで開催されるオリンピックを見物しようとしたのだ。聖火ランナーのコースに当たっている瀟洒な住宅地を訪れるドクター達。だがそこは、通りの僅か1ブロックの区間だけで、子供が三人も行方不明になるという怪事件が発生。異常に気温が下がっている通りで、ドクター達の到着直前に、またしても遊んでいる子供が掻き消えていた。

ドクターはサイキックペーパーを使って刑事の身分を偽装、相棒の女刑事ロイス(wと共に、事件の調査を開始する。ローズは、通りに立ち並ぶ家の二階から、自分たちを凝視する少女に気が付く。そして、ローズの目の前で猫が掻き消える。残存するイオン臭から、イオンエネルギーを使ったアブダクションであることを喝破するドクター。そしてローズを襲った謎の物体が黒鉛であった事から、子供のお絵描きが重要な手がかりであることに気づく。

題「わたしのお父さん」
ローズは自分たちを見下ろしていた少女の家に向かう。その家。。。母子家庭のウェッパー家では、12歳になる少女クロエが、人が違ったようになって引きこもり、ひたすら絵を描き続けていた。そして、クロエの描いた近所の子供たちが、ことごとく行方不毎になっていたのだった。クロエの部屋のクローゼットで、不気味な男の絵に襲い掛かられるローズ。その男は、クロエが描いた父親の姿だった。娘が心配であると同時に不気味に思う母トリッシュは心労の極みにあり、ドクター達に全てをうちあける。クロエの父は三年前に事故死しているが、酔っては娘を虐待する、粗暴な男だったという。死に別れて安堵するトリッシュだったが、クロエ自身は、父に対して恐怖と共に愛情も抱いていた。父の死を喜ぶ母に対して、クロエは心を閉ざし続けていたのだ。


アイソラスの胞子
何者かが、クロエの心の隙を付いて、彼女を操っているのではないか?ドクターはクロエに催眠術をかけ、クロエを操る者とのコンタクトを試みる。クロエが昏睡したとき、第二の人格が現れた。その正体は、星間種子のような生物アイソラスだった。宇宙空間を何万年も胞子のまま漂い、繁殖可能な環境で花開き、また胞子を飛ばすという生命周期のアイソラス。その無数の胞子のうち一つが太陽フレアの影響で地球に落下。仲間を失ったアイソラスの胞子は、同じく孤独を抱えるクロエに共感し、その体に住み着いた。そして少女と自身の孤独を癒すため、少女の描いたものを全て少女の絵に転相していたのだ。

たった一人で宇宙を漂う孤独を知り尽くしているドクターは、アイソラスに深い同情を寄せる。そして、アイソラスを仲間の元へ返してやろうと決意。そのための装置をターディスに戻って作り始める。ドクターの真意を知らないアイソラスは、クロエと引き剥がされる事を恐れた。そして、密かにドクターを尾行しターディスのデザインを目視、急いで家に取って返し、ターディスとドクターを隠し持っていた色鉛筆でスケッチし、双方絵にを転相してしまう。



題「意地悪なおじさん」
ドクター版「エクソシスト」(オリジナル版)「シャイニング」風味。「エクソシスト」(オリジナル版)は、最後の最後まで超常現象ではない解釈が成り立つ。両親不在に加え、母親が付き合っている映画監督による性的虐待による統合失調症がリーガン(リンダ・ブレア)の「悪魔憑き」の正体であるという見方だ。今回のエピソードのテーマであるDVのトラウマというのは、母子家庭という環境ともあわせて被る要素であるし、(ちょいと唐突な)ドクターがアイソラスとコンタクトを取るシーンは、カラス神父とリーガンの1stコンタクトを髣髴とさせる。また、アイソラスが群れ成す個体である事を語る言い回しは、Region(「エクソシスト」及び「エクソシスト3」)を連想させられる。

さらに、クロエの描いた父親の絵が「痛めつけてやる」と言いながら迫ってきたり、クライマックスでローズがクロエの部屋のドアを叩き割るシーンなどが、「シャイニング」のジャック・ニコルソンの恐ろしい姿と被ってしまう。


子供の書いた無造作な絵が動き出すCGもかなりキてる。無心にだが稚拙に描かれているところが、そういう視点でみるとやたらめったら怖いのであった。

ロマコメドクター
ドクターとローズのターディス内での遣り取りが秀逸。まるで子育て観でぶつかった若夫婦の会話である。と同時にさりげなく、ドクターが子持ちだった事も発覚。つまり、ドクターはタイムウォーで妻子を失っている事が明らかになったわけである。

そしてこれまたさりげなく、ドクターがコンパニオンを必要とする理由が説明されていたりして。「孤独は何よりも恐ろしい」というのは名セリフだ。ここでローズの手を握るドクターの勘違いがロマコメ臭いがホロリとさせる。そして、これら遣り取りを受けて、ラストのローズとドクターの会話が、なんとも物悲しいのである。

「絶対離れないよね?」
「絶対なんて言うな」

あぁ。。。オリンピック開幕の花火を凶兆と見るドクターのセリフとあわせ、最終回ラストを匂わせる。そうしたメタな意味とは別に、地球人のタイムスケールでは事実上の不死者であるドクターは、絶対にローズと決別する運命にあるのだ


前回エピソードなどで再三繰り返されている「破壊者」ドクターというテーゼの裏には、決して癒されないドクターの孤独が存在する。その暗示が、シリーズとして観た本エピソードのテーマなのだった。

そうした視点で観てみると、過去のエピソード全てに、違った感慨が沸き起こってくる。本当に良く出来たドラマ構成だなぁ。

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Complete Second Series
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コメント

最後の一話への評価を期待しています。
見るたびに必ず泣いてしまう話です。

>「シャイニング」のジャック・ニコルソンの恐ろしい姿と被ってしまう

このシーンの前にシャイニングで狼の着ぐるみが登場して、夢?なのかなあと思わせて最後のシーン。
ドクターフーでも一息ついてのシーン、どちらも効果的ですね。
あ〜怖かった。

>クローゼットの絵

もそうなんですが、ドクターがアイソラスとコンタクトしている間に、クロエの手がさりげなく「アイソラスの生体」とおぼしき絵を描いてたんですよね。。。あれが完成してたら。。。。

>残り二話
13話×2シーズンだと思ってたのに、第二シーズンは14話あるんですね。計算間違えてました^-^;

>セイディ〜!!
来週、「あーソレ夢で見た!!」とかなったりしてね(w お疲れ様です。

クロエの絵から人々が解放されて戻って来た時点で、これで今回もハッピーエンドと思っていたら、クローゼットの絵の事を完全に忘れていました。小説の方しか読んでいない私も、今回のあのシーンは「シャイニング」のイメージそのものに感じました。
次回はこれまでの伏線の「トーチウッド爆弾」が爆発し、しかも最悪の敵が両方登場のようですね。これまでのシリーズでもシーズン半ばでのコンパニオン交代はあったようなのですが、ローズの運命やいかに。

いやみすってしまいました^^;〜昨日はつかれてたので見てる途中(大体11:40ほど)でホニャホにゃとわけわからない言葉をいいながら眠ってしまいました^^;
あ〜しかし夢のなかでドクターフーがしててそれがなかなか面白い展開であるいみでわ我流なかんじでしたw
来週はねちゃわないようにしないと軽くやばいってかんじですねぇw

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ドクター・フー 25話 危険なお絵描き

ドクターは、ローズに第30回オリンピックを見せたくて2012年のイギリス、ロンドン、開会式に間に合うようにターディスを到着させた。聖火ランナーが通るため道路の改修工事をしている住宅街。しかし、ここの住宅街では一週間前、ちょうど道路工事が始まったころから子

Doctor Who #25 "Fear Her" (危険なお絵描き)

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