トーチウッド研究所内。ドクター、ジャッキー、イヴォンヌはサイバーマンに制圧されメインコントロールに、ローズ、ミッキー、トーチウッドの研究員ラジェシュは、ヴォイドシップの保管されていた部屋でダーレクに拘束されていた。
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その頃サイバーマン達は、ドクターのみ利用価値有りと判断。ジャッキーとイヴォンヌはサイバーマンにアップグレードされるべく、別室に引っ立てられる。「全部トーチウッドの所為よ!」と怒りの叫びを上げるジャッキーに、トーチウッド研究所の責任者であるイヴォンヌは、「(女王と国家に対する)義務を果たしただけ」と力なく応じる。
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一方メインコントロールでは、突然現れた男達の銃撃で、サイバーリーダーの頭部が粉砕される。パラレルワールドのレジスタンス、ジェイクが、こちらの世界に現れたのだ。サイバーリーダーを失ったトーチウッド内のサイバーマンは一時活動を停止し、新たなサイバーリーダーを生み出すべくメモリーの移送を行い始めた。この隙にジャッキーは逃走、辛くもアップグレードを逃れる事が出来た。だが、イヴォンヌは既にサイバーマンにされてしまっていた。。。。
ジェイクの使うパーソナル次元航行機を観て驚くドクター。向こうの世界のトーチウッドが開発した物だという。ジェイクに連れられ再びパラレルワールドに赴き、レジスタンスのリーダー、ジェミニことピート・タイラーと再会するドクター。かつてのサイバーマンとの戦いの様には非情に成り切れなかった市民の声は、サイバーマン達に逆襲のチャンスを与えてしまった。そしてヴォイドに繋がる次元の裂け目がパラレルワールドにも生じ、サイバーマン達はそれを通じて、こちらの世界に現れたのだ。
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ドクター達は、次元転送機でこちらの世界に戻った。そしてドクターは、新しいサイバーリーダーと交渉。ローズ達を救出すべく、対ダーレク同盟を結成した。
危機一髪。ローズがダーレクに抹殺される寸前、ドクターが現れた。個別の名を持つ四人のダーレクは、タイムウォーを逃げ切った最古のダーレク「スカロの四人」だった。ダーレク皇帝以上の実権を持つ影の支配者たち。ジェネシス・アークの存在に戸惑いながらもドクターは、レジスタンス、サイバーマン達の突入を成功させる。大混戦の中、銃弾を避けたミッキーの手がジェネシス・アークに触れてしまう。果たして、ダーレクの目論みは適ってしまった。ジェネシス・アークの作動に必要な空間を確保するため、四人のダーレクは最上階から空に向かう。
ドクター達は、ジャッキー救出の為に北階段に向かう。そして対面するピートとジャッキー。頭では別人と分かっていても、気持ちに嘘はつけない。ピートは遂に、ジャッキーを固く抱きしめるのだった。思わぬ形で家族の再生を見届けたローズの喜びもものかわ、ジェネシス・アークの正体を見極めるべく、ドクター達は最上階のメインコントロールを目指す。
「タイムロードのテクノロジー・・・見かけより広い」ダーレクより一回り大きい程のジェネシス・アークから、次々とダーレクが飛び出してくる様子を見たドクターは、ジェネシス・アークが何だったのかに気が付いた。あれは、タイムロードが作った囚人船だったのだ。タイムウォーの時に捕縛した数百万のダーレクを押し込め、ヴォイド空間に封印していたのだ。
地上の生き物を全て抹殺するべく、ダーレクの集団はロンドンの空を埋め尽くす。数の優位を誇っていたサイバーマンだったが、戦局は一転した。のみならず、戦闘区域は一気に拡大し、市民・兵士の区別無く地球人が殺されていく。
こちらの世界に見切りをつけたピートは、ローズとジャッキーを連れてパラレルワールドに戻ろうとする。後はドクターの計画通り、彼に任せて立ち去ろうと。ドクターの計画。それは、トーチウッドのゴースト発生器を使ってヴォイドをこじ開け、ヴォイド粒子にまみれたサイバーマンとダーレクをヴォイドに押し戻そうというものだった。だが、ヴォイド粒子は、ヴォイドを通るだけではなく時間航行を行った者にも付着している。つまり、ドクターとローズもまた、ヴォイドに吸い込まれる事になるのだ。一度開いたヴォイドは、ある程度の時間で勝手に修復して閉じてしまう。ドクターは、マグネクラップ(強力磁石で金属に固定し、ヘリや飛行機を結索する装置)を使ってそれまで耐えるつもりだった。ローズとジャッキー、そしてパラレルワールドの住人達が彼らの世界に戻れば、全てが丸く収まるのだ。
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一方、状況の悪化で敗戦を確信したトーチウッド内のサイバーリーダーは、全軍をパラレルワールドに撤収させ、向こうの世界を再度制圧する事を決意。また「スカロの四人」もジェネシス・アークの正体を知ったドクターのカウンターを警戒し、トーチウッドビルにも戦力を向ける。地上からはサイバーマンが、空からはダーレクが、トーチウッドのメインコントロールを目指す。
ローズが語る「私の死の物語」。。。終幕は間も無く訪れる。。。。
前後編の後編。
全編通じてOPで流れるローズのモノローグに論理矛盾を果たす事の無い大団円は、予想の通りであった。そこに至るプロセスは、まぁヴォイド粒子とか(´・ω・`)ではあったものの、実に血管切れそうなテンションのままを維持してて、実に面白かった。
ラブロマンスとしても良く出来てたんじゃないのか?以前も書いたが個人的には、「行動を共にする男女がくっつく」パターンはもう辟易してるんであのラストじゃ全然泣けないんですが、ドクターとローズが今生の別れを果たす海岸が「英語なら"Bad Wolf Bay"よ」というローズのセリフはガツーンときたね。なんでローズが時空を超えるドクターを想起するキーワードとして「バッドウルフ」を設定したのか謎が解けたわけですな。勿論、狼男型エイリアンに乗っ取られている英国王室をも指すダブルミーニングなわけでもある。広げた風呂敷は畳むという、当たり前のことが出来ない作家が多い昨今、丁寧な仕事ップリにはちょっとホロっと来たかもだ。
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イヴォンヌ=サイバーマンの黒い涙にもやられた。「女王と国家に義務を果たす」と、人間としての最後の言葉を復唱しながら、最上階を目指すサイバーリーダ−達を殲滅するというのがね、いい。イヴォンヌの最後の思念が責任感というところが泣かせのポイント。もっと言うなら、彼女の使っていた武器はパラレルワールドのレジスタンスの装備なわけである。ドクターとサイバーマンの同盟がダーレクと交戦した処を観ていないと、あの武器がサイバーマンに有効である事を彼女は知りえない。したがって、イヴォンヌはあの混戦の場に居合わせた可能性が高く、もしそうなら、あの場ではドクターを利用しようとした彼女がドクターに利用されたという皮肉な結果も想定できる。ゲストキャラの僅かな出番に、O・ヘンリー張りの人間ドラマが込められているとか思ってみたりすると、更に泣けてしまう(´∀`*)
「スカロの四人」。なんだか「からくりサーカス」の「最古の四人」を思わせるが、クラシックシリーズを知っている人にはニヤリとさせるネーミング。スカロとは、クラシックシリーズでのダーレクの生まれ故郷の惑星の名。そういう意味でも「最古の四人」と言える訳でね、もの凄いマイナーかつマニアックな所にシンクロニシティを感じた。この四人(画面で確認できるのは黒いのだけだが)、ヴォイドに吸い込まれる寸前に別時間に離脱している。次のシリーズでも出そうという魂胆がミエミエと言ってしまえばそれまでだが、そこまでキッチリしなくてもイイやんとも思ってしまう。
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ていうのは、シーズン1・2共通して、再三明に暗に「破壊者ドクター」というテーゼが投げかけられてきている事は、今までも指摘してきた。そして今回も、ジェイクやピートとドクターのパラレルワールドでの遣り取りの中で、間接的にドクターが弾劾されている。サイバーマンを元の人間に戻す方策を模索すべきと言う意見があるというトコロ。20話「鋼鉄の時代」で、世にも惨たらしい方法でサイバーマンを殲滅したドクターに、これは痛いだろう。あれは正に、ドクターが破壊と殺戮を齎してしまった言い訳無用のエピソードなのだから。
そういえば、そもそもローズがドクターと行動を共にするようになったのは、ドクターの仕掛けた爆弾でローズの勤め先が灰になり、ローズは命は助かってもニートになったからだったりする(爆。
では、本当にドクターはその行くところ破壊と殺戮を齎すだけなのか?否。それが、タイラー家の再生に象徴されているのである。ドクターがいなければ、異なる次元のジャッキーとピートが拠りを戻す展開などありえなかったわけだ。そして、今までの戦いで救われてきた何百万の家庭が、命が、タイラー家に代表されているのである。殺すだけでない、救っているのだ。少なくとも、殺した数より救った数のほうが多い。
だから、「奇跡か破滅か」「破壊か救済か」、二者択一で本質を絞るのではなく、双方が本質。つまり、清濁併せ呑む大人の視点の具象こそが、ドクターなのであった。2シーズンに渡るドクターの活躍を観て、TVの前の良い子のチビっ子達は、賢い大人になっていくのであろう、ローズのように。
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というところで、現在国内で発売中のDVD-BOX。メイキング映像をカットして一枚辺りの収録話数も圧縮している。つまり、前後編が二枚のディスクに泣き別れとか平気でやっているのだが、14話が入っているのね。「クリスマスの侵略」。このエピソード、2ndシーズンの第一話だけど、厳密には、クリスマスス時に放映されたペシャルドラマなので、1st、2ndシーズンには組み込まれていないのよ。ちなみに輸入版のBOXでは、BOX-2に収録されている。
その線で行くとさ、BOX-2に"Runaway Bride"の吹き替え版収録するんじゃないかな?期待できそう。
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