映画の日のテアトル新宿。
評判通りの良い映画。時間跳躍の超能力を使うため、物理的に加速が必要というアイデアは秀逸。ベタであるがゆえ思いつかないし、やろうとも思わないよなぁ、普通。そういう意味でコロンブスの卵的発想となってしまった感もあるアイデアだが、これが、実に丁寧に描けているのだねぇ、作画的にも構成的にも。
見ている最中はね、そりゃグシグシ鼻も啜り上げたさ。かつて自分にもあったあの日の思い出の相似形に、ノスタルジーを感じたから。
だが。。。ね。陳腐な言い回しだが、「青春の一頁」の掛替えの無さというものは、失ってみて。。。。というか後戻りできない段階でその事を痛感して初めて理解しうるものである。ところが本作は、じつに自然に、主人公の女子高生が現在進行形でそれを感じ取るプロセスを描いた作品である事に気がついたとき、もう本当に涙が止まらなかったね。家に帰ってから、本格的に大泣きしてしまったよ。
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