「呪怨」ライクな超恐ろしいホラー編……に見せかけて、ハードSFに落とす、4thシリーズまで通しても「最高傑作」と言える傑作エピソードの前編(`・ω・´)
ガスマスクを被った死んだはずの男児ジェイミーは、昨今のゾンビもののトレンドである「感染者」である。
その症状は、顔面へのガスマスクの癒着と共に、ジェイミーが「死に至った外傷」とともにその精神まで伝染するという、不可解にして恐ろしいもの。
何がどうなって、「バトル・オブ・ブリテン」下(この舞台設定が素晴らしい)のロンドンでゾンビハザードが発生し収束するのか。
それを推理する手掛かりは、この前編で全て開示されているのだ(`・ω・´)
すごく練り込まれてますな、脚本。
ネタバレにならない程度に、見直して気付いたことを。
キャプテン・ジャックの登場編でもあるのだが、この頃のジャックは、「スター・ウォーズ」第一作の頃のハン・ソロみたいな小悪党で、ピカレスクな魅力が溢れてます。
「タイムエージェント」云々の胡散臭い経歴は、スピンオフ作品「秘密情報部トーチウッド2ndシリーズ」で再度キーワードとなる。
ジャックの「やんちゃっぷり」も楽しいのだが、実はドクターとジャックは非常に近似的な存在であると、「トーチウッド」及び「ドクター 3rdシリーズ」で描かれて行く事になる。本エピソードがその布石の第一弾になってるのだね。
いつも言っている「破壊者」というテーゼはドクターと同じくジャツクも背負っているのだ。
そして、ジャツクとドクターの根本的違いは後編「ドクターは踊る」で暗示されるのであるよ、お楽しみに。
あと、母を求めてさ迷うジェイミーの「僕のママなの?」というセリフは、衝撃のクライマックスと感涙のラストへ至るダブルミーニングになっているのであった。
何故か?を次回までに考えてみるのも、お楽しみの一つかと。
以前ご覧になられて結末をご存知な方は、
鬼のような脚本の練り込み
に改めて感動してくださいな(・∀・)
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