細かい台詞のニュアンスはやはり吹き替えが伝わりやすくて良い。今回、下ネタ人種デタ等かなり極どい台詞が多かったが吹き替え台本は健闘していたと思う。元の脚本がしっかりしている事もあるだろうが、異文化コミュニケーションの微妙なギャップが台詞でよく描けていた。例えば、地球崩壊のBGMに「古のバラード」と称してブリトニー・スピアーズの曲がかかるとかね。i-podとがラジオ、Big Issueが雑誌と訳されていたのはご愛嬌。
無論、ローズの屈託の無い現代っ子ぶりと、不死身の時空ボヘミアンであるドクターとのカルチャーギャップも細かく描けており、ラストの余韻は味わい深い。
極悪種地球人という着想は目新しいものではないが、最後の地球人と言う意味で邪悪の権化として生粋のカサンドラの声を、藤田ゾフィス淑子さんが担当。ベストキャスティング!「水よ水!」という台詞のユーモラスな小技も利いていて良かった。
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