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邪魅の雫

オレはそれをSNSの犯罪と呼ぶ。

邪魅の雫


次々と破談となる榎木津礼次郎の婚約話に何か裏を感じた榎木津の伯父今出川からの真相調査を命じられ、薔薇十字探偵社の探偵見習い益田は成り行きで調査活動をはじめる。

一方、木場ともども降格左遷されていた青木刑事は、本庁・公安・県警本部の合同捜査本部が設置される、不可解な毒殺事件を追っていた。公式的には単独の事件とされながら、上層部は何かを隠蔽しつつ、連続殺人事件として捜査指針を下される二件の殺人事件。しごく真っ当な操作手順を敢えて飛ばす本部の指示と、警察内部の三つ巴の縄張り意識の軋轢の中で、青木は所轄の若手捜査員とともに独自の捜査を進めていく。

そして、長野県警を退職した胡乱な男大鷹は、謎の女から、一人の女の身辺警護を依頼される。

ご存知の面々がそれぞれの思惑の元に集う先は平塚。そして、海沿いの寂れた町にまた新たな毒殺事件が沸き起こる。

大まかな構成はシリーズ通してのフォーマットに則っているものの、京極堂の妖怪講釈が無かったりなど、ちょっと趣向が変わっている。メインで活躍するレギュラーメンバーが地味な2ndリーグの顔ぶれである。が、元あるいは現役の警察関係者で〆られているため、ちょっとした警察小説めいた展開で物語が進むところも、目先の変わったところだ。

事件そのものはそれほど複雑ではなくテーマ性も明解。が故に、ちょっと食い足りない感があるかもしれない。特に、勘のいい人間なら、割合はやばやと帝銀事件および堂島大佐の匂いを感じ取る事だろう。ただし、良くも悪くもその予断は裏切られるので、アンチ『塗仏の宴』なファンは途中で投げ出す必要は無いと思う。。。。。あの結末をみてどう思うかは与り知らないけれどね。

というわけで本作、一見さんにはちょっと辛いかもしれない。せめて、『魍魎の匣』『鉄鼠の檻』『陰摩羅鬼の瑕』のいずれかは読んでいたほうが良いかもだ。無論理想は、『姑獲鳥の夏』から順番が一番だけれど。
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