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さよなら、僕らの夏

この映画を『スタンド・バイ・ミー』みたいだって言う奴はみんな死ねばいい。『蝿の王』と『サウスパーク』と『脱出』を足して三で割った、暗黒ジュブナイル

ユーロスペース1でレイトショー。

家庭の問題が個人の問題に直結するお年頃の少年たちであるが、最終的に子供から大人への分別はおろか倫理観まで、親の所得に左右されるという結末は、なんともやりきれない。そこが暗黒ジュブナイルの所以なわけだ。また一方で、メジャー制作/配給系では決して描かれることのない、アメリカの暗部を抉った、ネオ・ニューシネマとも言うべきポジションの作品となっているのである。

実際、所得の二極化は日本以上に深刻なアメリカ。今週のニューズウィークでも、ミドル層の減少は進む一方で、人口分布的にはピラミッド型はおろか、頭の小さい、いびつな砂時計型になりつつある。それを踏まえて考えると、まだまだ希望的な結末であるように感じられる。

死ねば仏ではないが、殺される少年の人間味について、証拠品として回収されるハンディカムで自身がとり続けた"自分PRビデオ"を通じて描く手法は上手かったと思う。だが、映画の観客として客観的に見ていると、どうしても、この少年を「いいヤツ」とは思えないんだよなぁ。デブで愚鈍で粗暴で下品で。MTVばかり見てるとこうなるぞという、典型的なパターン。自分PRビデオだって、過剰な自意識の発露として、平均年収より上の所得がある家庭の子供だから可能な行為なのであるから。学習障害などと自己申告しているが、これだって怪しいもので、唯の甘やかされたバカでしかないのではと思わせる。

親の豊富な所得が、元々鼻持ちならないキャラクターを更にクズとしている。しかも、母子家庭で母親の溺愛がミエミエ。そう、殺されるデブはリアルなカートマンなのだ。

物語の舞台となるミーン河畔の美しい自然は、超然として存在する。ピクニックの範疇で分け入れる世界なので、自然が過酷に牙をむく事はないが、子供たちの心を積極的に癒すものでもない。超然とあり続ける様が、『脱出』の舞台を髣髴とさせるのであった。

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